発見!おもしろ学校ホームページ仕事ってなんだろう?とつげき!科学館おすすめリンク集
とつげき!科学館

このコーナーでは、全国の科学館を紹介(しょうかい)していくよ。科学館には、みんなもビックリするような楽しい展示やイベントがいっぱい。電池を使った工作教室なども開かれています。みんなも近くにある科学館にぜひ行ってみよう!

実験学習の教室、児童館としても機能 体験による遊び・学びを実現する「釧路市こども遊学館」

釧路市こども遊学館

◇釧路市こども遊学館


今回、訪(おとず)れたのは北海道釧路(くしろ)市です。釧路市は太平洋側に位置する北海道東部最大の都市で、北海道では札幌(さっぽろ)市・旭川(あさひかわ)市・函館(はこだて)市につぐ4番目の規模(きぼ)をほこります。市内には釧路川、阿寒(あかん)川が流れ、同市の北部には日本最大の湿原(しつげん)である「釧路湿原」が広がり、美しく雄大(ゆうだい)な自然を求めて毎年多くの人々が訪れています。

細岡展望台(ほそおかてんぼうだい)から望む釧路湿原(くしろしつげん)

◇細岡展望台(ほそおかてんぼうだい)から望む釧路湿原(くしろしつげん)

細岡展望台のそばにはエゾシマリスの姿も。

◇細岡展望台のそばにはエゾシマリスの姿も。


JR釧路駅から徒歩約8分のところにあるのが今回紹介(しょうかい)する釧路市こども遊学館(以下、遊学館)。全面がガラス張り、そして館内には大きな球体がデザインされているとても個性的な建物です。

釧路市こども遊学館の周りの噴水(ふんすい)や芝生(しばふ)のある広場

◇釧路市こども遊学館の周りの噴水(ふんすい)や芝生(しばふ)のある広場

1階にある砂場(すなば)は室内の砂場としては日本最大規模!

◇1階にある砂場(すなば)は室内の砂場としては日本最大規模!


遊学館のまわりは、市民がくつろげる中央広場になっています。アートがうめこまれた噴水(ふんすい)やベンチ、芝生(しばふ)などがあり、シートを広げてお弁当を食べている親子連れの姿(すがた)もみられます。
遊学館の入口を入ると目の前には円形の砂場(すなば)。室内砂場としては日本最大規模(きぼ)の大きさです。また、車イスに乗ったままでも砂遊びができるテーブル状の砂場も用意されています。

写真の右奥(おく)が受付。受付のとなりにはミュージアムショップやおもちゃの病院もあります。

◇写真の右奥(おく)が受付。受付のとなりにはミュージアムショップやおもちゃの病院もあります。

釧路市こども遊学館の中山雅茂さん

◇釧路市こども遊学館の中山雅茂さん


さあ、それでは遊学館の中に入ってみましょう。館内を案内してくれたのは遊学館職員の中山雅茂さん。中山さんは遊学館が地域(ちいき)の小学校を対象に毎年行っている実験学習の先生としても活躍(かつやく)しています。この日行われた実験学習の様子はこちら

実験学習の様子はこちら

遊学館の特徴(とくちょう)を中山さんは次のように話してくれました。

「遊学館では、自由な発想で自ら考え、行動する子どもたちの自主性を大切にしています。自らの体験を通して驚(おどろ)きや喜びを感じてほしいですね。そのようなことから、さまざまな展示(てんじ)やコーナーには必要最低限の解説表示しかしてありません。もちろんわからなければ遊学館のスタッフに気軽に声をかけてくださいね!」

1階から4階まで吹(ふ)きぬけになっている「のっぽスタジアム」

◇1階から4階まで吹(ふ)きぬけになっている「のっぽスタジアム」

手前に「不思議な球体」、そして正面に見えるのは、さまざまな音のしかけが楽しい「サウンドタワー」。

◇手前に「不思議な球体」、そして正面に見えるのは、さまざまな音のしかけが楽しい「サウンドタワー」。


「ネットジャングル」は宙(ちゅう)に浮(う)いた運動場。ネットの中をくぐってみよう!

◇「ネットジャングル」は宙(ちゅう)に浮(う)いた運動場。ネットの中をくぐってみよう!

たくさんの絵本が読める「おはなしハウス」。紙しばいやおはなし会なども行われています。

◇たくさんの絵本が読める「おはなしハウス」。紙しばいやおはなし会なども行われています。


1階は「あそびらんど」。クツをぬいで遊ぶ「のっぽスタジアム」や、迷路のような「ネットジャングル」など、自由に動き回って遊べるスペースがいっぱい。また、絵本を読んだり、昔の玩具(がんぐ)で遊んだり、手づくりオモチャを作ったりなど、小さい子から楽しめるさまざまなコーナーが用意されています。

「人力プロペラ」。自分でペダルをこいでおもり持ち上げ、落下する力でプロペラが・・・。

◇「人力プロペラ」。自分でペダルをこいでおもり持ち上げ、落下する力でプロペラが・・・。

「宇宙(うちゅう)・地球・生命ウォッチング」。手前の装置(そうち)に手をかざして自分で見たい映像(えいぞう)を選びます。上手に操作(そうさ)できるかな?

◇「宇宙(うちゅう)・地球・生命ウォッチング」。手前の装置(そうち)に手をかざして自分で見たい映像(えいぞう)を選びます。上手に操作(そうさ)できるかな?


「水のプレイテーブル」。水を使ったさまざまな実験を行うことができます。

◇「水のプレイテーブル」。水を使ったさまざまな実験を行うことができます。

3階プラネタリウム「スターエッグ」ではオリジナル番組を含(ふく)めたさまざまな番組を毎日投影(とうえい)しています。

◇3階プラネタリウム「スターエッグ」ではオリジナル番組を含(ふく)めたさまざまな番組を毎日投影(とうえい)しています。


3階は「ふしぎらんど」と「プラネタリウム」のフロアです。
「ふしぎらんど」では、水・光・振動(しんどう)・風・エネルギーなどをテーマとしたさまざまな実験を楽しみながら体験できます。また土日にはサイエンスショーも行われており、子どもたちにも大人気です。
一方、プラネタリウム「スターエッグ」は光学式とデジタル式を組み合わせた投影機(とうえいき)。全国でもめずらしい自主制作のオリジナル番組なども投影(とうえい)しています。

4階「ものしり研究所」。本だなには科学に関する本や資料がいっぱい。

◇4階「ものしり研究所」。本だなには科学に関する本や資料がいっぱい。

「ものしり研究所」ではインターネットや本などを使ってじっくりと調べることもできます。

◇「ものしり研究所」ではインターネットや本などを使ってじっくりと調べることもできます。


4階「創作工房(そうさくこうぼう)」。木工や各種工作などで使う教室です。

◇4階「創作工房(そうさくこうぼう)」。木工や各種工作などで使う教室です。

4階のスロープ部分から1階「のっぽスタジアム」を見下ろす。

◇4階のスロープ部分から1階「のっぽスタジアム」を見下ろす。


4階は「ものしりランド」、「創作工房(そうさくこうぼう)」、「実験工房」のフロアです。
「ものしりランド」には「ものしり研究所」があり、インターネットや本などで調べもの学習を行うことができます。
「創作工房」と「実験工房」では、各種工作や実験などを行うことができます。これらの工房は各種イベントのほか、地域(ちいき)の学習拠点(きょてん)として、市内の小学校の理科の実験学習などにも積極的に活用されています。

釧路市こども遊学館 遠藤上一 館長

◇釧路市こども遊学館 遠藤上一 館長

市内の小学6年生が参加する実験学習で配布される資料「実験の手引き」

◇市内の小学6年生が参加する実験学習で配布される資料「実験の手引き」


遊学館では、その前身である釧路市青少年科学館ができた昭和38年当時より現在にいたるまで、市内の小学校と連携(れんけい)した実験学習を行なっています。よって、釧路市内の6年生は必ず一度は遊学館に来ていることになります。
年間の来場者数は10万人強。多くの市民に愛され、利用されている遊学館。最後に遊学館館長の遠藤上一さんが次のように話してくれました。

「当館は多くの市民の方々に参加してもらい、さまざまな声を反映(はんえい)して、平成17年7月に『釧路市こども遊学館』として生まれました。科学館としての役割(やくわり)に加えて、児童館としての機能も有しています。子どもたちが遊びを通していろんなことを学んでいくこと。『遊び』と『学び』が当遊学館の原点です。小さな子から大人まで参加できるイベントも数多く行っていますので、多くのみなさんにぜひ遊びにきてもらいたいですね!」

 

■釧路市こども遊学館について

住所: 〒085-0017 北海道釧路市幸町10-2
問合せ先TEL: 0154-32-0122
開館時間: 9:30〜17:00 (入館は16:30まで)
休館日: 1.月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日が休館日)
2.年末年始(12月31日〜1月5日)
※4月29日から5月5日までの期間・春休み・夏休み・冬休みの期間は開館。
展示室観覧料: 小・中学生100円、高校生200円、大学・一般500円、幼児無料
プラネタリウム観覧料: 小・中学生100円、高校生150円、大学・一般400円、幼児無料
※プラネタリウムをご覧になるには、展示室観覧料のほか、プラネタリウム観覧料が必要です。
ホームページ: http://www.kodomoyugakukan.jp/
(※記載の内容は2007年7月31日時点の情報です)

実験学習「電流のはたらき」〜手作りモーターを作ろう!〜

釧路市こども遊学館の4階「創作工房(そうさくこうぼう)」で行われる実験学習

◇釧路市こども遊学館の4階「創作工房(そうさくこうぼう)」で行われる実験学習

この日作成する「手作りモーター」

◇この日作成する「手作りモーター」


教えてくれる先生は釧路市こども遊学館の中山雅茂先生

◇教えてくれる先生は釧路市こども遊学館の中山雅茂先生

実験学習を受ける釧路市内の小学6年生

◇実験学習を受ける釧路市内の小学6年生


釧路市こども遊学館(以下、遊学館)では市内の小学6年生を対象にした理科の実験学習を毎年行っています。この日も市内の小学校から2クラス74名の小学6年生がバスに乗って遊学館にやってきました。
4階にある創作工房(そうさくこうぼう)で実験学習が始まります。この授業では「電流のはたらき」を学びながら最後に「手作りモーター」作りにチャレンジします。実験学習の先生は遊学館の中山雅茂先生。参加の6年生もみんな熱心に先生の言葉に耳をかたむけています。

乾電池1個を使った電磁石(でんじしゃく)。人がぶら下がっても大丈夫? みんなビックリです!

◇乾電池1個を使った電磁石(でんじしゃく)。人がぶら下がっても大丈夫? みんなビックリです!

班(はん)ごとにわかれての実験。コイルや電池のつなぎ方を変えてコイルの中の鉄しんをクリップに近づけるとどうなるかな?

◇班(はん)ごとにわかれての実験。コイルや電池のつなぎ方を変えてコイルの中の鉄しんをクリップに近づけるとどうなるかな?


電流を流すとコイルの中の鉄しんが磁石(じしゃく)のように。たくさんのクリップがつきました。

◇電流を流すとコイルの中の鉄しんが磁石(じしゃく)のように。たくさんのクリップがつきました。

大きなモーターの模型(もけい)を使って仕組みを説明する中山先生

◇大きなモーターの模型(もけい)を使って仕組みを説明する中山先生


プロジェクターに先生の手元の様子なども映(うつ)し出しながらの授業です。6年生は班(はん)ごとにわかれて、電流の流れや電磁石(でんじしゃく)の仕組み、電磁石の強さのちがいなどを実際に実験しながら学んでいきます。

発泡(はっぽう)スチロール板にクリップと磁石を固定し、クリップにはリード線を取り付けます。

◇発泡(はっぽう)スチロール板にクリップと磁石を固定し、クリップにはリード線を取り付けます。

2本のリード線を乾電池と接続し、台板の準備は完了(かんりょう)。

◇2本のリード線を乾電池と接続し、台板の準備は完了(かんりょう)。


コイルとなるエナメル線の左右を紙やすりを使って削(けず)ります。

◇コイルとなるエナメル線の左右を紙やすりを使って削(けず)ります。

エナメル線の左右での削(けず)り方のちがいを説明する中山先生

◇エナメル線の左右での削(けず)り方のちがいを説明する中山先生


さあ、工作スタートです。発泡(はっぽう)スチロール板の左右にクリップ、中央に磁石(じしゃく)をテープで固定します。クリップの先にはリード線を取り付け乾電池につなぎます。
続いて、エナメル線で作られたコイル(事前に遊学館で作成)の左右を紙やすりで削(けず)り、表面のエナメルをはがします。片方は全部をはがし、もう一方は上半分だけをはがします。削り方を間違えないように!と先生がプロジェクターを使って説明。6年生はみんな真剣(しんけん)です。

エナメル線で出来たコイルが高速でクルクルと回転しています。

◇エナメル線で出来たコイルが高速でクルクルと回転しています。

授業の最後にkids電池工作コンクールのお知らせもしていただきました

◇授業の最後にkids電池工作コンクールのお知らせもしていただきました


できあがったコイルをクリップの受け台に乗せて、クルクルと回転したら大成功! みんな上手に回っていました。 この日の授業の最後に、中山先生から第2回kids電池工作コンクールのお知らせがありました。
みなさんも夏休みの工作などで電池を使ったユニークで楽しい作品を作って、ぜひ「Kids電池工作コンクール」に応募(おうぼ)してくださいね!

■工作に必要な材料・用具
・エナメル線(太さ0.5mmぐらい)
・フェライト磁石(じしゃく) 1個
・単3形アルカリ乾電池 2個
・発泡スチロール板 1枚
・クリップ 2個
・紙やすり
・セロテープ
・リード線(接続線) 赤・黒各1本